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銀魂短篇集☆

第2章 大切なあの子【土方夢】


「…残念です。でも、食堂までは一緒に行きませんか?」

「それは構わないぜ」

「良かった~…」

「さ、行くぞ」

着替えも終わり、一緒に食堂まで歩いていると



「土方さん、おはようございます。今日も朝からお熱いですねェ」
食堂前に座り込む総悟が絡んでくる


「だーっ!違げーっていつも言ってるだろーが!」



「本当に違うんですかィ?じゃあ、横で顔赤くしてるのはどう説明するんですかねェ…?」


隣を見ると総悟に言われたことを真に受けたのか
顔を真っ赤にしたがいた
恥ずかしくて溜まらないのか

「あ、私も自分の仕事に戻りますね!」

だだっ!


「こら、食堂内では走らない!!
全く…こっち手伝いな!」


女中頭に叱られて、しょんぼり落ち込みながら調理場へと消えていった。



「あーあ…怒られて可哀想ですねェ…誰かさんが素直に認めてやらないからですぜ?」


誰とは言いませんがね…


ニヤニヤした顔で
チラッとこちらを見る総悟




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