第2章 大切なあの子【土方夢】
「俺を見ながら言うんじゃねーよ!」
「アンタ、女を幸せに出来ないとまた思っているんじゃ無いですかィ?
自分の気持ちに気付かないように
の好意を知っていても
受け止めてやる自信が無いんじゃないですかねェ…?」
図星だった。
惚れた女を幸せにしてやれなかった過去があるから
何も言い返せなくなり煙草に火をつける
「良いんですかィ?ってああ見えて隊士人気強いから、
ほっといたら誰かに喰われますぜィ?」
「…んな不貞行為は許さねぇよ。士道不覚悟で切腹もんだな」
「と言うことは、認めるんですねィ?が好きだって」
「あぁ、大切だからこそ…手出しはしねぇよ」