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彼岸花を抱いて

第9章 彼等が生きた証




最初は緩いものが多かったのですが、最強戦闘種族であるスピネル族には全く歯が立たなかったんです。



そして、急にその活動は収まりました。




私は急いで色んな調査をしました。
誰が噂を流したのか、誰による企みか…そんな中に智晃は産まれたんです。




束の間の幸せだと感じました。
お二人はとても大事に沢山の愛情を注いで…
それはまるで短い時間で貴方との思い出、温もりを残しているようでした。





それから貴方の首がすわって間も無く、最強戦闘種族に敵わないからセレナイト族を除いた全種族が力を合わせて襲い掛かってきた…破滅へ導くか定かではない噂を信じスピネル族全滅戦争が始まってしまったんです。











「もう一度聞きます。…あの方はどこですか?」


「し、知らない…!」




誰に聞いても“彼”の居場所を知っている者はいませんでした。
なので私は加勢する為に前線にいた貴方のご両親の元へ向かうと









「そっちだぁ!囲い込め!」


「おお!」




沢山の種族に囲まれたスピネル族の皆さんがいました。




「ぐあっ…!」



他種族の絶命音



「うっ…!」



スピネル族の絶命音



「かは…っ」




死体と地面を塗らす赤の臭いでいっぱいでした…



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