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幸福のレシピを貴方に。(食戟のソーマ)

第3章 一章


「しっかし、お姫さん。何でここに来たがったんだ?」
「さぁね。それよりこれからどうする?一にい、絶対怒るよ。」
「まっ、何とかなるだろ?俺たちが居るんだし。」

この本丸の審神者である神菜は、妹に鍛刀部屋やその他諸々の政府の施設への出入りを禁止して居る訳ではない。
ここは自分達の家なのだから、行ってはいけないと言う道理はおかしい。

しかし、神という生き物は無垢なモノが好きだ。
時に引き寄せられ、時に飲み込まれる。

「今日みたいにどでかい霊気の刀剣が顕現するってんなら話は別とはいえ、俺たち守り刀がついてるんだ。心配いらないだろう。」

そう言って、振り向くと理美が顕現しようとしている刀の刃に触れる直前だった。
すかさず厚藤四郎が止めに入る。
「頼むから刀身には触れないでくれよ。流石に怪我させられちゃ俺たちが一にい達に大目玉くらうからな」

「平野や前田達が一兄達を見てる間だけだからな。そろそろ帰るぞ。」

そう言って帰るように促した時。刀身が光を浴び始めた。

「fufufu、ワタシの名は千子村正。とりあえず、脱ぎマスカ?」
「僕は亀甲貞宗。名前の由来?ンッフフフフ。」
「僕はにっかり青江。君もおかしな名前だと思うかい?」

見た目といい、仕草と良い。ちょっと、危なげな刀剣達。

あと、一振。

「俺は静形薙刀だ。よろしく頼む」

昨日の夜顕現した次郎太刀のように化粧した少しミステリアスな薙刀。この本丸で二振り目の薙刀だ。大将は喜ぶ事だろう。

しかし、袴がローライズ・・・・見えそうで見えない絶対領域を作っている。齢三歳の子供の視線はそこにある。いや、そもそも顕現した刀剣全員ヤバイ。

静形が理美に気づき腰を下ろしていく。

見え・・・・
「「「アウトーーーー!!!」」」
声と同時に兄弟の息のあった連携で瞬時に子供を変質者から引き離す。

「乱!早く安全な所へ」「ここは俺ッチと兄弟で食い止める。」

臨戦態勢にはいる短刀達にキョトンとしながら
「なるほど、この本丸では顕現してすぐ手合わせを持ちかけるのだな」
「おやおや、」「彼ラを倒さねばアルジに会えないと言うことデスネ」「ンフフフ!高まるねっ!」
やる気だ
「りっちゃん。光忠さんのとこに行くよ。お説教ヤダとかそんな駄々聞かないからね!」


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