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幸福のレシピを貴方に。(食戟のソーマ)

第3章 一章


「いやぁー、わりぃな!!アタシだけだとちょっと終わりそうになくて」
「悪ぃと思ってんなら、少しは書類を片付けろ」
「いつも書類放っぽって海外行ったりするからだよ。」

大概、その尻拭いは、司か他の十傑がやってくれるのだが、今日は一色も紀ノ国もいない。司に関しては既に山の様に書類が机を占拠しているため手伝えないだろう。

「おいおい、この書類昨年度提出の奴じゃん。大丈夫かよ?もうここの研究会潰れてなかったか?」
「うわぁ、それ、研究費増額の嘆願書じゃん。研究費集まんなかった結果、取り壊されたんじゃないの?」
「あははは、」「もぅ。この研究なら他の研究会も興味持ってくれるかも、少し掛け合ってみるか。合同研究の承諾許可印もらってもいい?」
「あ、うん。」
一席から判子を貰い、すぐに各研究会に連絡。興味を持ってくれた研究会をリストアップして、潰れてしまった研究会の会員に連絡をして、その会と合同で研究するなら資金援助する旨を伝える。

「では、先鋒と合同での研究を始め次第、こちらの資金援助行いますので連絡をください。色好いお返事と成果をお待ち致します。」
「あっれー?誰かと思ったら水志先輩じゃないっすか」
「帰ってたんすか?」
「あ、叡山さんに久我さん。こんにちは。ここにいるって事は十傑になられたんですね。おめでとう」
「チョリーッス!先輩も元気そうで何よりっす」「うっす」
「紀ノ国さんも、お久しぶり。」「はい。」

2年生の十傑勢とは一色以外は十傑になる前しかちゃんと話していなかった。
十傑になった旨を伝えられた際時の流れをしみじみと感じた。

「相変わらず、このおさげちゃんは固いなぁ!もしかして、せ」
「死ね、久我」冷たい蔑みの目で久我を見るも、本人は全く気にしてない。
「久我さん、女の子は色々あるのだから。からかってはいけません。」
「そうだぞ。そうじゃなくても、やれ金欠だぁ、ストレスだぁ、色々と抱えてる人間だっていんだ。あ、もぅ帰っていい?ここの冷房効き過ぎててヤバイ。」
「駄目です。ついでにアキちゃんの場合は生理でもストレスでも無く、唯、サボりたいだけでしょ?こっち確認ね。」「ちぇーっ」

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