第4章 ドキドキ!?宿泊研修。えっ!3年生だから参加しませんよ?
「あ、今度みんなが遊びに来るってよ。」
「・・・・・は?」
朝餉も無事に終え、学校にも無事登校して、今日は手伝いもないので、アルバイトがてら設備のメンテナンスと修理の旅に向かおうとした矢先だった。
居候兼親友の明紀から突然そんなことを言われた。
「え、なに、ソレ?どうゆうこと。」
「いや、だから、今度の休み、みんなが、うちに遊びに来るってよ」
「いや、聞こえなかったわけじゃなくて、何で、そんな、突然、遊びに来る事になったの?そもそも何で家主じゃなくて明紀ちゃん経由で話が進んでるの?」
「この間あんたが早退したときにそんな話が出てそれであたしが話し通しておくように言われたから」
早退って、あれから大分時間は過ぎてるのだが、そして休みって明後日ですよ。
「あ、あのねぇ、こっちにも都合ってもんがあるんですよ?
友人とはいえ仮にもお客様、おもてなしの準備は勿論、見られちゃ困る、というか、いられちゃ困るのを遠方に飛ばしたり、理美を宥めたり、そもそもお客様来るならみんなに言っておかないといけないし。仕事あるし」
「ん?歌仙さんや光兄達にはいったよ?理美ちゃんにも一応言っておいたし、」
「家主は私ですよ!?」
「一応許可は貰っておいたよ(まぁ次の休みの日とは言ってないけど、問題ない)」
メモ書きにはコチラの方でも色々準備しておくから安心してとの光忠の字で書き記されてる。
残念な事に全く安心できない。張り切り過ぎてまた、台所を壊されてしまいそうだ。否、既に壊されてる。
とりあえず明紀ちゃんと話しても時間の無駄とさりげなくひどい事思いながらも断りを入れるべくわざわざ執務室に向かうのであった。
えっ?メンテナンス??そんなもの後回し!!今はこっちの方が大事です!