第4章 candy☆love(千石夢/甘)
真っ直ぐ私を見て、告白してくれてる…
だけどまだ元彼の事が忘れられない。
想い続けても、気持ちが通じ合う事なんてもう無いのに
連絡来るんじゃないか?
と思ってまだ電話帳に入ってる彼の連絡先
会えるんじゃないかな?
って思う日は待ち合わせの時、良く時間を潰していたこのカフェに来る
こんな未練タラタラの女を口説くより
もっといい子がいるよ?
千石くん。
本当はボーッと外を見ていたとき
色んな女の子に声をかけている千石くんを見てたんだよ…
私じゃなくても良いよね?
深く頭を下げて
「ごめんなさい。貴方とはお付き合いは出来ません。」
と告げるとカフェから走って出て行く。
「あ、ちょ…待ってよ!」
って引き留める声が聞こえたけど
イヤホンをしてシャットアウトした。