• テキストサイズ

テニプリ短編集☆

第4章 candy☆love(千石夢/甘)


手を引っ込めようとする莉那だが、

男の子の力には敵わないので、

びくともしない。


「…ありがとう。フィナンシェは貰うね。」


「良かった」


「でも、手は離して欲しいんだけど…」


「嫌ですって言ったら?」


「だって、初めて会ったのに…手を握ってるなんて変だよ。」


男の人と触れ合うのも三年ぶりでドキドキする。

どうしたら離してくれるか必死に考えてみるけど

何も思い浮かばなかった。


「こんな事言うのは、可笑しいかも知れませんが…俺、莉那さんと付き合いたいです。」


え?告白されてる?

いや、さっき出会ったばかりなのにいきなり交際申し込むとか

あり得ないよね…?
「なんだぁー、どこまで付き合えば良いかな?」

そう思って話をワザとずらすと

「うーん…違いますって。彼氏彼女になりたいって意味ですよ」


真剣な顔で私を見つめる千石君がいた。










/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp