第4章 candy☆love(千石夢/甘)
「いやぁー…写真に写ってる可愛い笑顔が出来るのに…どうして今は悲しそうな顔してるのかな…?って」
あぁ、これ?
「見えてたんですね…ふふっ、三年前に別れたんですけど」
「そうか…何か聞いちゃいけない事だったよね…ごめん。
あ、俺は山吹中三年の千石清純だよ。キミは?」
自己紹介してなかった事に気付いて自己紹介をする。
「私は、中谷莉那って言います。えと、高校二年生だよ」
年上だったのか…童顔だから、年下かと思っちゃった
「年上だったんですね。タメ口聞いてごめんなさい!」
お詫びにとフィナンシェを一つ渡す。
「あぁ、千石君気にしなくていいよ?フィナンシェ貰うほどショックうけてないから。」
フィナンシェを返そうとする莉那の手を握ると
驚いたような顔をする。
「え…」
「コレは莉那さんの為に買ったやつだから受け取って欲しい…です」