第4章 candy☆love(千石夢/甘)
カフェに入ると、
女の子も注文しているカプチーノを注文する。
「カプチーノとフィナンシェを二つお願いします」
お、店員さんも可愛い…っていけない!
いつものクセで、店員さんに声をかけそうになったけど
喉まで出かかったナンパ言葉を慌ててのみ込む。
「カプチーノとフィナンシェお二つのお客様、お待たせしました。」
「ありがとうございます!」
注文の品を受け取ると
窓側の彼女の隣へと向かう。
隣が空いてるなんて本当にラッキーだなぁ~
「ここ、良いかな?」
「あ、どうぞ」
隣に座ると、
彼女がボーッと外を見ていた理由が分かった
机には、
男の人と肩を寄せ合ってる写真。
凄く幸せそうに笑う二人から、
あ、付き合ってるんだなと分かる。
じっと見過ぎたのか彼女が不可解そうな顔をして俺を見ていた
「あの、さっきから見てますけど…私の顔になんかついてます?」