第2章 アナタの隣(手塚夢/甘)
優しく笑った手塚君をこんな間近で見れるなんて…本当にいい席だよ
その後も授業を受けて、あっという間に放課後をむかえた。
部活動に向かう生徒や、清掃当番の生徒
その中、私達二人は図書室へと向かう。
図書室に着くと手塚君が窓際の席に座る
「よし、この辺りで良いだろう。」
「うん。じゃあ、宜しくお願いします!」
手塚君がノートに問題を作ってくれて、それを私が自力で解く。
「もし解らなければ、遠慮せずに聞いて構わない。」
「うん!あの、ちょっと聞きたいことが」
「何だ?」
「えっと…手塚君って今好きな人居るのかな?」
「…数学の問題とは関係無い様に思うが」
「あ、ごめんなさい。でも気になって、集中出来なくて…」
「好きな人は、いる」