第18章 闇の中
祖母の話を言った後、気持ちが軽くなった。誰にも話をした事がなかった。する機会もなかった。
あの親友をゆっくり…ゆっくり…
思い出していた。
今なら言える。
今しかない。
闇になりながらも、
朝とは違う。光りが差し込んだ瞳を見せている。
「元親友は…カカシ先輩が退任してすぐに入隊した同い年の女の子で、見た目が小さくてオシャレで、守ってあげたくなるような可愛らしい女性でした。暗部にいるのが不思議なぐらい、優しく綺麗な人だったんです。」
私がずっとなりたかった人
憧れ、そばにずっといたかった人
「いっつも私の話を嬉しそうに聞いてくれて、暗部の中でもマスコット的なキャラクターで、みんなから好かれていました。」
あの頃が一番和気藹々として楽しかったと思う。
「一番初めに気づいたのは、コネでした。」