第17章 闇に光
一緒に洗濯物を畳んでいれば、
ジロジロ横から見ている。
「視線が痛いですよ?」
ぶっきら棒に言った。
「お前、綺麗に畳むよね洗濯物。誰かに教えてもらったの?」
「はい、家族みんなで一緒に住んでいた祖母に……………っ!」
あっ、そうか。
そうだ。
そうだよ……
これも闇だ
言っていいものか…黙っていた。
だけど私は、
祖母のことを誇りに思っている。
大きく深呼吸をして、カカシ先輩をみた。
「今から少しお話ししてもいいですか?」
瞳が一気に真面目に変わっていけば、
カカシ先輩も、雰囲気が変わった事に気づいた。