第16章 護衛(?)二日目の夜
食事の後、入浴してから二人の部屋に入れば、カカシ先輩がまた本を読んでいる。
「カカシ先輩、それ昨日も読んでましたよね?面白いんですか?私も読ませてくれませんか?」
背後から近くによれば、カカシ先輩のシャンプーの香りがする…。
(身体に触れたい…先輩のうなじ綺麗ー…舐めたい…)
「えっ⁈⁈…イヤ…えっと、知らない?」
急にこちらを向かれて、
カッと赤くなった。
自分がいま、とんでもなくスケベな事を考えていた。
(私、溜まってるのかな………)
赤くなったのを隠すように
視線を本に向けた。
「私文字が多い本とか読まないんですよ、どちらかというと、漫画の方が好きなんです。あ、その本、ジャンルは何ですか?タイトルからしてラブコメ?…イチャイチャ…パラダ…あ!」
ジーー…っとタイトルを読もうとすれば思いっきり逃げるように本を私から離した。
「刺激強すぎだからダーメ、辞めとけ。」
「いや、私24歳ですから大丈夫です!ハイ、貸して下さい!」
手をカカシ先輩に出していれば、微妙な顔をしながら私に渡してくれた。
ウキウキして開いて先輩の横座って読み始めた。