第15章 ピーマン料理を作る
「いただきまーす。んー、じゃあ、私が頑張って作ったピーマン肉詰めから行きます!」
「いただきます。
はい、どうぞ。」
ニコニコしながらこっちを見ている。
(よし、食べるぞ!)
パクリ……モグモグ…
「っぉお?美味しい!肉の味と合いますね!あとこのソースの味がバッチグーです!」
「ソースはね、オイスターソースとみりん、酒、あと水を入れたシンプルなものだけで作ったんだ。ケチャップとか、トンカツソースとか、なんでもあうね。用意してるから付けて食べてね。」
ナポリタンや炒め物もパクパク食べているが、苦味がない。
「確か、輪切りにしたピーマンをパスタ前にサッと茹でてましたね?これで苦味を抑えれるんですか?」
「そうそう。あと、油で炒めたらさらに苦味が抑えれるんだ。いけるでしょ?」
「いけます!美味しいです!
いっぱい食べれますね、カカシ先輩、ありがとうございます!」
子供が笑うように、目じりを下げて目を細めてクシャッと笑った。
「そう言ってもらって光栄でございますよ、お姫様。」
カカシ先輩も同じように笑ってくれた。