第15章 ピーマン料理を作る
「まーねー、上忍に戻った時から畑をやり出してね、色々料理も調べたり作ったりしてるからね。ま、今も日々勉強だね。あと、ヘタが六角形の形のピーマンが美味いんだよ。」
「なるほど、知らなかったですねー、さすがですねー。」
と感心しながら、自分もプラスチック手袋を装着してピーマンにこれでもかってぐらいギュウギュウに肉詰めをしていく。意外と面白い。寿司職人のように出来たものを、綺麗に並べていく。
となりでは喋りながらも、一切手を止めずに、ピーマンを細かく刻み、ナポリタンのパスタを作り始めた。
さらに別のフライパンに油を引き、ピーマンとハムをマヨネーズで味付けし、簡単な炒めものを作っている。
(この人、料理人でやっていけるんじゃない?)
とか思っていたら、瞬く間に料理が完成していき、料理を次々とお皿に入れていく。
「肉詰め出来た?ありがとう。」
そう言われてヒョイとカカシ先輩に取られ、フライパンに油を引いて肉ダネを下に置き蒸焼きにして、タレを作れば完成だ。
「あと10分ぐらいかかるから、、ありがとう。出来たオカズ机に持っていってちょーだい。」
料理人さんから明るい声をかけられ、ちゃぶ台に完成した料理を持って行き、食べる準備を進めた。
サラダもバッチリ用意して
栄誉満点なメニューが完成だ。
冷蔵庫から冷やしたお茶を
持ってきてコップにコポコポコポ……
っと注いで、時計をちらりと見れば、
ジャスト19時。
バッチリ時間も完璧で、カカシ先輩のパーフェクトさに感動していた。