第1章 再会
「可愛い………
可愛くなったね……
ビックリしたよ……」
呟くように褒められ、
私は頬がさらに赤くなるのが分かった。
「そんな…可愛いくないですよ、もう24歳ですし……あれから8年経ちましたし…。」
焦り、謙虚に呟けば、彼は私をまだ見つめている。
私は恥ずかし過ぎて、カカシ先輩の瞳を見れず、横を向いていた。
「あの時も、可愛いかったけど、
もっと可愛いくなったんだね………
キスしていい?……」
「……え!?」
言葉の意味が分からず、
カカシ先輩の方をバチっと見れば顔を近づけられてキスをされていた。
「……っ!……んっ」
あまりに自然にキスをされてしまい、受け入れてしまっていた。
深く押し付けるようなキスに変化してしまい、
息が荒く苦しくなっていく。
カカシ先輩が唇を
ゆっくり離せば、満足そうに
笑っている。
「ごめん…、つい可愛いくてしちゃった。」
あっけらかんと言う彼を
赤面してキッと見つめた。
「カカシ先輩!もう、私で遊ばないでください!」
思わず先輩と言ってしまっていた。
カカシ先輩は、私の焦る様子をみて、さらに嬉しそうに笑っている。