第12章 闇
ヤマト隊長は私を見つめて、少し考え事をしているように感じた。すると突然大きく深呼吸をして、私に話しかけてきた。
「、あれから少しは吹っ切れたかい?僕の考えを言えば、信用出来る人に話をした方が良い。きっと楽になるはずだよ?聞いてもらうだけでも違うはずだ。」
今、ヤマト隊長の、
その 【あれから 】の言葉は、
自決した元親友の事を指していた
ドクン…………
一気に光景が目に飛び込んで映像が次々と流れていく
「…っ!!!!」
目を大きく限界まで見開き、
素早く息を吸った。
呼吸が少し早くなりドクンドクン…心拍が上がるのが分かった。
そして、一気に緊迫した空気をヤマト隊長に向けている。
戦闘モードにならないよう必死に堪えていた。
今まで見せていた様子とは違う狂犬のように、今にも噛みつきそうな姿を曝け出していた。