第9章 夜
「、どうした?オレが嫌か?」
「…っ!」
キスを受け入れていた。
拒否の仕草はしていない。
それなのに、カカシ先輩は
私の心の、一瞬の拒否を見逃さなかった。
暗闇の中、目が少し慣れてきて
カカシ先輩の優しい顔が見えてきた。
「お前の事、本気だよ?ウソじゃない……ダメか?」
そう言って不安そうに頭を撫でて顔を触っている。
ずっと私を泣きそうな顔をしながら見つめている。
自分でもなぜ、拒否をしたのか分からない。
なぜ、カカシ先輩を受け入れないのか、分からない。
何故……
そう思った時に、
ある映像が頭に浮かんだ