第1章 再会
「お、みんな揃ってるんだ。」
そう言って部屋に入ってきた
カカシ先輩の声を聞き、
振り返れば正装なカカシ先輩がいた。
里の長として威厳あるオーラを放つ姿に圧倒されている。
「ネツキです、今後、貴方様を護衛暗部としておそばで御守りさせていただきますので、
宜しくお願い致します。」
「…?
あ、久しぶりだね!
元気だった?」
ガシッと肩を掴まれ、
キラキラした眼差しを向けられば、周りの冷めた雰囲気との温度差を感じてしまう。
(ちょ、ちょっと…何なの、この人!テンション高すぎでしょ!)
「ネツキですよ?カカシ様。」
少し優しく言うが、余計に嬉しそうにしている。
「うわぁ、スッゴイ会えて嬉しいよ!」
目を真っ直ぐに見つめている。
(え、何??何でこんなに嬉しそうなの??)
「6代目、では私らはこれで」
そう言って上層部は出ていった。
同期のコネも一緒に消えた。