第6章 自然に…
「シカマル、明日また畑に行きたいから、遅れて出てくるから対応宜しくな。」
「あー、そろそろ収穫の時期ですもんねー…。わかりましたー。じゃあーお疲れ様です。」
そう言って席を立ち、
壁にかかる時計の時間を気にしながら、火影室から急ぐように出て行った。
(テマリとデートかな…)
デートなどした事がない。
そんな青春は全く別世界のように感じている。
そういえば、さっき、
カカシ先輩が、シカマルに
明日の予定の話をしてした。
何かを畑で栽培しているらしい。
シカマルは、カカシ先輩が日常的に畑に行っている事を知っているような口ぶりだった。
火影様が畑…………………
息抜きか気晴らしだろうか。
カカシ先輩にそんな趣味があったとは意外だ。
「今回はピーマンが大量に出来たんだよね、も手伝ってね?」
「……分かりました…。」
カカシ先輩のある単語に
私は、敏感に反応した。