• テキストサイズ

【NARUTO】護衛暗部

第5章 護衛1日目


「美味しいでしょ?ここのおにぎり屋さん、昔からあってね、好きなんだよね。」

「本当ですね!美味しくてビックリしました。注文してから目の前で握ってくれていましたもんね。色々拘ってるのが分かりますね。」

目をキラキラ輝かせてカカシ先輩を見つめれば、
「アハハハッ!」と、
いきなり笑われてしまった。

何で笑われてるのか分からず、
カカシ先輩を不審に見ていた。

「ゴメン!だって……凄く嬉しそうだから、見てたらつい、可愛いくて。」

「すみませんねー。おにぎりに、こんなに感動してしまいまして。」

私は投げやりな態度で言っていた。

「まあ、それだけ暗部に捧げてきたんだな。頑張ったな、。」

そう不意に励まされ、涙腺が緩み、急いで目の涙を拭った。

涙が出るとは思わず、
自分に驚いている。

暗部が嫌いだったわけではない。私の誇りだ。全てを捧げてきた。それでも何か大事なものを犠牲にしてきた。

それが人間として一番大事なものだということを理解している。

「カカシ先輩からそのような激励のお言葉を頂き、幸せです。ありがとうございます。」

カカシ先輩に感謝の言葉を笑顔で伝えた。

「お前がずっと努力している事を知っていたからな。」

「嬉しいですね。そう言っていただくと。」

私は自然に、ニッコリ笑い、
穏やかな気持ちで食事をしていた。




/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp