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【NARUTO】護衛暗部

第5章 護衛1日目


お昼ご飯を購入し、火影室に戻り、カカシ先輩が椅子に腰掛けた。

私は端に行こうと歩き出すが、
腕をぐいと掴まれ、無理矢理隣の席に座らされた。
「ごーはーん!食べるの!」

「護衛暗部と火影様が同じ机で一緒に食べるなんて、あり得ません。」

「だーめ、今すぐお面取って。
も、ご飯食べなきゃお腹空くでしょ??」

「カカシ先輩は…強引過ぎます!こんな様子を誰かに見られたら、どうするおつもりですか??」

「普通に、お昼ご飯中ですって言うよ?」

そう言って口布を外して、おにぎりを食べ始めた。
開いた口が塞がらない。

そんな滑稽な姿を見られたら
カカシ先輩の威厳が揺らぐのではないのか⁈大丈夫か⁈

しかし…さすがに私もお腹が空いてきている。
カカシ先輩がずっとメラメラと
"早く食べろオーラ"を出している。

(何でもいいや。)

私は諦めて大きく溜息をつき、
言われたように狐のお面を上げて、頭の横につけた。

カカシ先輩の前で、お面を外すことに、私は段々慣れてきている。
こんなにもスマートに外しているのだから。

「いただきます。カカシ先輩、おにぎり、コレ食べていいですか?」

半熟味玉おむすびを指差した。
先ほどから私はコレを狙っていたのだ。

食べないでおこうと思いながらも、ずっとお目当ての獲物は狙っていた。

カカシ先輩は私の自然な様子に目を細ませ、ニッコリ笑った。

「はい、どうぞ。」
おにぎりを渡され、ラップをペリペリ取った。

早速パクりと、モグモグ食べている…

(っ!…このおにぎり…
マジで美味い…)

一見何の変哲も無いおにぎりなのに…

「ふっ……何これ、凄く美味しい!」
思わず笑みを溢していた。

このおにぎりを買ったお店は、行列が出来ていた。
だてに人気店だけではないという事らしい。

暗部に所属していれば
あまり出かけたりしない。

ましてや私は暗部を束ねる立場にあった人間だ。
家に帰る日の方が少ない時も多々あった。

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