• テキストサイズ

【NARUTO】護衛暗部

第4章 2人の時間


「しかしながら…カカシ先輩が
取れと言われた時は必ず取ります。」

「じゃあ、今すぐ!」
「今は無理です。」
「ケチー…」

口を尖らせて文句を言う姿を
失礼ながら…かわいい、と思って見てしまっていた。

仮面の中で、
少し口が緩んでいる。
不意に不公平な感情が芽生えた。

「カカシ先輩も、じゃあ見せて下さいよ、口布の下を。
先ほどから私はキスが終わる一瞬しか見ていませんよ?」

「はい、どうぞ。」

何の躊躇なく、すぐに口布を下ろして簡単に見せられて、
私は瞬く間に、耳まで真っ赤になっていく。

(何という美形…端正な顔立ち…!
カカシ先輩の素顔をこんな風ににじっくり見たのは初めてかも……凄くカッコいい………)

「?耳赤いよ?熱でもあるの?」

「だ、大丈夫です…。もう、はい…ありがとうございます。」

顔から湯気が出そうなぐらい
真っ赤だ。火が出る。

いくらお面を付けていても、
やっぱり恥ずかしい。
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp