第4章 2人の時間
「、返事が聞こえないけど?」
「御意!」
もうヤケになって返事をしていた。
その声にカカシ先輩は、
悪い顔をしながら堪えきれずに笑っている。
(本当に遊ばれている…!)
気分が沈みがちになり、
お面をゆっくり上にあげれば、ヒョイとお面を取られた。
「懐かしいな…このお面。まだ使ってくれてたんだ。」
「はい……カカシ先輩からいただいたものですから。」
私の声に反応し、
こちらをジッと見ている。
「可愛い……やっぱり可愛いね。
。よく言われるでしょ?」
「…っ!」
突然、顔を間近に近づけて喋られ、
動揺して顔を真っ赤にして言葉に詰まった。
「ねぇ…もう一回だけしちゃダメ?」
「??とにかくカカシ先輩、
近いですから、もう少し離れ………っ!」
(もう…このお方は………………)
優しく甘い口付けを落とされ、
火影様には抵抗出来ず、
諦めて受け入れていた。
「……可愛い……」
カカシ先輩はキスをしながら呟いている。
先輩…キスが上手い…
身体がトロけてしまいそうになる。
キスに満足されたのか
私をギュッと抱きしめた。
「ずっとそばにいてね?」
「今後、嫌と言うほどお側にいますので、御安心を。」
真っ赤に俯きながら呟けば、
満足そうに微笑んでいた。