第3章 火影邸に到着
「コネ、ありがとう。迎えに行ってくれたんだよね?今から行こうと思ってたんだよ、助かった。」
カカシ先輩は私の頭に手を置いたまんま、コネに伝えた。
「いえ、たまたま通りがかっただけです。では失礼。」
嫌な言い方をして
コネは一瞬にして姿を消した。
その様子をカカシ先輩は、
ニヤリと口角を上げて見つめていた。
「相変わらず、コネは憎たらしいね、昔のオレにソックリだよ。」
「え⁈似ても似つかないですよ、コネとカカシ様は…」
カカシ先輩を見たら
私を見て、ニッと笑った。
「あ、ごめんね?荷物重たかったでしょ?持つよ。」
そう言って荷物をヒョイと取り上げられた。
「あっ…!
カカシ様!ダメですよ!そんな護衛暗部の荷物なんか持っちゃ…お辞め下さい!」
「えー?硬いこと言わないでよー。」
「私が護衛しなきゃいけないのに、何でカカシ様が私を護衛してるんですか、おかしいですよ!」
そうやって必至に焦りながら言えば、
「アハハハ!」っと、堪えきれずに笑っている。
「お前のそういうとこがオレは好きだよ。」
笑って頭をポンポンとしながら、私の制止を無視して、中に入ってしまった。
急いで私も追いかけ、中に入った。