第29章 お参り
ヌイさんのあと、チュウさん、マク姉さんのご実家に伺い、解散となる。
お面を頭につけたコネと並んで歩いていると、小さく耳元で声がした。
「また来年だな、寂しいけど元気でな。……さっきの話、半分本気だから、嫌になったら、来ていいし、な?元気出せよ?」
「ふ、コネ、ありがとう。まぁカカシ様に聞いてみるよ、ちゃんと。」
「カカシ様⁈⁈おい、言った言葉忘れろ、今すぐに!!危ねーー、こんなん言ったのバレたらボッコボコにされちまうわ、やっばー、こえー!」
ガクブルして周りをキョロキョロしているコネがあまりに可笑しくて吹き出して笑っていた。
「アハハ!辞めてよ、笑っちゃうから、あー可笑しい!」
コネは私が笑った顔を見て、
くしゃくしゃの笑顔で笑った。
「ははは!やっと前に戻ったな、が笑った顔、良いと思うぜ。またな」
頭をポンポンしてコネは皆と別れた。
ヤマト隊長も挨拶をしてサヨナラした。