第27章 浴室で…
「だって、ずっとお預けされてたし、無理だよ。まだしたいからね、身体洗って部屋でやろう?ね?」
合図のように優しく甘い口づけを沢山プレゼントしてくれて、嬉しく感じる。
「カカシ先輩、本当にお手柔らかにお願いします、もう……強引ですね。」
その声にニヤリと笑う。
「お前、そういうの好きみたいだね。可愛いよ、なぁ、オレから離れんなよ?ずっと…頼むから、なしじゃもうオレ、ダメみたいだわ。お願い、うんって言って。」
急に縋るような愛の告白が始まりビックリしたが、もう答えはいつも同じだ。
「はい、勿論です。カカシ先輩、私ずっとおそばにいますよ、大好きなんです、お側にいさせてください。」
その愛の返事に、
瞳が揺れながら微笑んだカカシ先輩がいた。
「…嬉しいよ、ありがとう。」
笑って、ギュウッと強く
抱きしめられている。
「私も…嬉しいです、ありがとうございます。」
あなたとずっと一緒にいたい
いつか護衛暗部ではなくなっても、
側にいさせてください……
そう強く思いながら、背中に手を回して、
愛の抱擁に答えていた。