第22章 お別れ
「行った?コネ」
ビクっと後ろを振り返れば、カカシ先輩がいた。
「あれ、先輩いつから?」
ダラダラ汗を流しながら言えば、少しキツイ眼差しを先ほどいたコネの方へ向けていた。
「んー。さっきから。コネの気配を気づいたからね。」
「ビックリしました。」
「オレはアイツには渡さないよ、絶対にな。」
ギュッと手を握られて驚いて見つめたら、私の視線を感じたのか、笑った。
「男の嫉妬ほど醜いものは無いな。はー、情け無い。お前といると余裕が無いね、笑っちゃうわ。さあ、帰ろっか。」
そう言って手を繋いで火影邸に歩いて帰った。