第22章 お別れ
「やっぱカカシ先輩には敵わねーなって思ってな。まぁ、六代目がに対して本気なんだって分かったから、もう大丈夫だって思って手を引いたんだよ。お前に会いに行くのは今日で最後にするわ。あ、俺はなんか好きじゃないからな?わかってんな?」
「何を焦ってるのよ。わかってるわよ!それぐらい。コネが私を嫌いだって知ってるわよ。」
少し不機嫌に言えば、コネの声が少し低めに変わった。
「は??やっぱは何もわかってねーな、ムカつくわ、可愛くねーー!」
「はーー?可愛くなくて結構です!ちょっと自分がイケメンだからって良い気に……」
すると突然、コネがお面を外して
私を抱きしめてきた。
「………………コネ?」
「が…好きだったよ、幸せにな。」
ギュッときつく抱きしめられて
私はビックリして呆然とした。
ゆっくり離れてコネを見れば
赤く頬を染めて笑っていた。
「これ以上やったら殺されるから止めておくわ。じゃあな、またな。」
コネは私の瞳を優しく見つめ、瞬身の術を使って消えた。