第1章 ボクのキモチ【R18指定】
「クスッ…英二が飲んだジュースに睡眠薬を入れたんだよ?」
「そう言えば…飲んだら段々眠くなって…でも何でそんな事したんだよ!」
分からない?
じゃあ身体に
教え込んであげる
「っ!何すんだよ!!」
先程脱ぎ捨てたシャツを、菊丸の手首に巻き付け自由を奪う
「煩い口だな……ちょっと静かに…ね」
「んっーー!」
キスで言葉も奪う
菊丸が抵抗しなくなったので、唇を放すと
銀色の糸がつうっと互いの唇を結んでいるのが見えた。
菊丸は恥ずかしくなって
目を逸らす。
「ハアッ…何で今日ボクが怒ったのか、分かるかい?」
「…わ、わかんな…」
「ボクの前で他の人の話をしないで」
「そんな事言われても…無理だよ!」
「嫉妬してしまうんだ…」
「何言ってるのか、わかんにゃいよ…ふじ」
「まだ分からない?狂おしい程に…キミのことが好きなんだ。」