• テキストサイズ

【黒バス】ブラックラブ!

第87章 変えた。


駅まで走り、やっとスイーツ店に着いた。

「はぁ・・・はぁ・・・」

とりあえず息切れがすごい。←

じゃなくて!
玲央さん、玲央さんー・・・あ、いた!

テラスの席で玲央さんはお茶を飲んでいた。
ぼーっとしてて、どこか寂しげな表情・・・。
そんな玲央さん・・・見たくない!

「玲央さんっ!」

店の外から声をだすと、玲央さんは反応した。
すると驚いた表情をした後に、焦った顔をした。
玲央さん。その顔は『小掘に場所なんか教えるんじゃなかった』という意味ですか?それともー・・・

『私に会いたくはなかった』・・・?

玲央さんは立ち上がり、私のほうへ歩いてきた。

玲央「場所を変えましょう。」

「えー・・・?」

玲央「話したいことがあるの。」

それは、私も同じだ。
玲央さんに言いたいことがたくさんある。

私は頷き、そのまま無言で玲央さんいついていった。



連れて行かれたのは綺麗な川が見える橋だった。
丁度夕暮れ時で、一番綺麗なときだろう。
歩いていた足が止まり、玲央さんは振り返った。

玲央「・・・雅」

なんて切ない表情。
玲央さんじゃないみたい。

「あの、玲央さん、私ー・・・」

私が言い終わる前に、玲央さんは口を開いた。

玲央「私がブラックラブに戻ってきて欲しい?」

「え・・・?」

玲央「どうなの?」

「そ、そりゃもちろん戻ってきてほしいです!理由も知らないままだなんて私は嫌です・・・!」

玲央「そう、なら・・・」

橋の手すりで頬杖をつきながら、こちらを見た。

玲央「私と付き合ってくれる?雅」

「・・・え・・・!?」
/ 628ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp