第74章 もしも・・・
=氷室side=
雅をお姫様抱っこして
別室に連れて行く。
フフッ、まだぐっすりだね。雅。そんなに疲れてたんだ。
お疲れ様・・・。
わざと布団をゆっくりと敷く。
雅は寝ているといえど、久しぶりに
雅と二人きりの時間だ。
ここは満喫したい。
だが、布団もすぐに敷き終わってしまった。
雅も布団に寝かせたし、
戻らないといけないんだけど・・・
・・・まだ、離れたくない。
雅の寝顔を見つめる。
近くで見れば見るほど美しい顔立ちだ。
・・・いや、可愛いのか?五分五分だな。
すると雅が寝返りをうった。
あぁー・・・こういう所にもキュンとしてしまう俺もかなり重症だなぁ汗
可愛すぎる。襲いたい←
でもあまり激しいスキンシップはやめようって決めたんだ。
そのほうが雅も喜ぶし。
もう皆のところへ戻ろう・・・。
俺はすっと立ち上がろうとしたら、
くんと引っ張られ、立てなかった。
何かにひっかけたか・・・?
引っ張られた方を見ると、なんと雅が俺の浴衣の袖をきゅっと握っていた。
・・・・・・
可愛いっっ!!!!←