第64章 終演後の物語
「わっ・・・」
手が腰に・・・もう片方の手は繋いでるし・・・。
なんかこれって・・・
「だ、ダンスしてるみたいですね・・・。」
玲央「この体勢が一番幅とらないし、あなたが安全なのよ」
「ありがとうございます・・・。」
み、密着しちゃうのは人ごみのせいだよ!うん!
(※この体勢だからです)
玲央「お礼はいいから、早くここから脱出するわよ」
「そうですね!ゴール目指して頑張りましょう!」←
ぶつかり、ぎゅうぎゅうと押されながらも
なんとか外にでれました・・・!
「ふぅーー・・・!」
玲央「あっつい・・・風が涼しいわね」
「さすがにあの人だと汗もかきますね」
玲央「まぁ無事に出れて良かったわ。そうだ雅、飲み物くらいご馳走してあげる」
「え!?そんな悪いですよ。それに先輩達も探さなきゃ・・・」
玲央「いいじゃないちょっとくらい!私との時間も楽しみましょ?」
「わっ」
ぐいっと手を引かれて自販機の方まで連れて行かれる。
そういえば玲央さんと二人きりになったのって・・・
いつ以来だろ。