第64章 終演後の物語
玲央「なにがいい?」
「じゃぁレモンティーで。」
玲央「本当に紅茶好きね。じゃぁ私もストレート飲もうかしら」
ガゴンッ
玲央「はい、どうぞ」
「すいません、なにもかも・・・。」
玲央「いいのよ。このくらいさせて♪」
「ありがとうございます。」
紅茶を飲んで一息ついた頃、玲央さんが話し出した。
玲央「ねぇ雅。この舞台の物語、知っててきたの?」
「いいえ。ただちょっと聞いたことあるな程度で・・・。でも見てたらなんとなく絵本で見たことあったって思い出しました」
玲央「そう、絵本なの。じゃぁ実話は知らないのね」
「実話・・・?なんですかそれ?」
玲央「この物語にはね、続きがあるの」
「え!?知りたいです!!」
玲央「ちょっと残酷かも。ショック受けちゃうかもしれないけど・・・いいの?」
「いいですよ。それが実話なら」
玲央「じゃぁ、話すわよ。」
すると玲央さんは物語口調で
すらすらと続きを話してくれた。