第8章 ダァホ!
「・・・は??」
案の定、お前は俺の事なんて覚えてる訳もなかった。
そりゃそうだよな。一度目があっただけだもんな。
・・・なんか気持ち悪いな。
一瞬で恋に落ちましたーみたいな。
・・・・・・は!?恋!?
ないないない。それは違うだろ俺。
そう、例えだよこれは一種の例え・・・
そうこう一人で考えてるうちに
お前が口を開いた。
「私の事、知ってるんですか?」
・・・何だその意味深な言葉。
まさか俺の事知って・・・?
「あなた、誠凛高校の元主将、日向順平さんですよね・・・?あれ、違いましたっけ。」
日向「お前・・・何で俺の事まで知って・・・?」
それからだ。
雅が桐皇学園のマネージャーをやってたこと。
それと、
どんな高校生活をおくってきたかを知ったのは。