第8章 ダァホ!
=日向side=
俺が雅に会ったのは
雅がここに来てからすぐだ。
誠凛高校を卒業した俺は、今までチームメイトだった木吉鉄平と戦ってみたいがため、一人違う大学に入学した。
が、いいものも。
ここにはあまり気が合うやつはいなかった。
まぁ友達はできた。
バスケも出来た。だがマジなバスケ好きはいなかった。
俺が高望みしすぎなのかもしんねぇ。
だけど、俺は一人孤独感を感じながら一年が過ぎた。
4月。雅が大学に入ってから一週間。
たまたますれ違った。
俺はふと思い出した。
高校時代、俺らが海常高校と練習試合をしてた時、一瞬だけ目があったんだ。お前と。