第52章 お見舞い
「あ・・・。」
確かにお粥も林檎も食べたら誰だって満腹ですよね。
高尾「いいなー雅だけー」
花宮「・・・冷蔵庫勝手に漁れよ」
わーいとキッチンに行く高尾君。
皆もお腹がすいていたらしく、それに続いてぞろぞろついていく。
笠松「おい小倉行くぞ」
「あ、はい。すぐいきます」
皆が部屋を出て行って、花宮さんと二人の空間になりました。すぐ行きますと言ったけど、聞きたいことがあった。
「花宮さん、花宮さんの両親は共働きですか?」
花宮「そうだったらなんだよ。」
「いえ・・・大変そうだなと」
花宮「大変そうって・・・ハッ 俺がか?大変なのは親だろ。俺は家でゆっくりしてればいいんだよ」
「・・・・。」
花宮「なんだよ」
やっぱり。
花宮さんは甘え方をしらないんだ。一人が多すぎて。