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【進撃の巨人/リヴァイ】君が描くその先に

第23章  成果







 それから数時間。


「おい…これは一体どういう状況だ」


 眉を寄せてリヴァイが見下ろす先には、トマトのように真っ赤になって酔い潰れているラウラの姿があった。


「誰だコイツに酒を飲ませたのは」


 ジロリとリヴァイが睨むと、さっと顔を逸らした人物が二人。ピクシス司令とハンネスだった。


「いやぁ、すまんのう。飲みっぷりは良かったのじゃが、思ったより弱かったのー」

「ガキにゃあ、まだこの酒は強かったか?」


 ちょっとだけ申し訳なさそうな顔をして言う二人を睨みながら、リヴァイはラウラの身体を抱き上げた。


「あたりめぇだ。その酒が、アルコール度数いくつあると思ってんだ」



 結局、ラウラが酔いつぶれたことでその食事会はお開きとなったのだった。

 目が覚めたらよろしく言っておいてくれ、と言いながら去っていったピクシス達を見送って、リヴァイ達も宿舎への帰路に着いた。

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