第23章 成果
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それから一週間で、私は数枚の絵を描き上げた。
それらの絵はエルヴィン団長に(もちろんハンジ分隊長にも)確認してもらった後、さっそくザックレー総統に提出されることになった。
「えっ?!私が直接お持ちするんですか?!」
「そうだ。総統がそうご希望なんだ。是非、ラウラにも会ってみたいと仰られていてね」
「…!」
きっと私の表情が硬くなっていたのだろう。エルヴィン団長が笑った。
「ははっ、そんなに緊張しなくてもいい。私も一緒に行くのだから」
そう言って団長は、私の後ろに視線を向ける。
「リヴァイも一緒に来るだろう?」
「…あぁ」
応接用のソファに腰掛けて、こちらを見ていた兵長が、小さな声で返事をしたのだった。