• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ】君が描くその先に

第23章  成果







 それから一週間で、私は数枚の絵を描き上げた。

 それらの絵はエルヴィン団長に(もちろんハンジ分隊長にも)確認してもらった後、さっそくザックレー総統に提出されることになった。


「えっ?!私が直接お持ちするんですか?!」

「そうだ。総統がそうご希望なんだ。是非、ラウラにも会ってみたいと仰られていてね」

「…!」


 きっと私の表情が硬くなっていたのだろう。エルヴィン団長が笑った。


「ははっ、そんなに緊張しなくてもいい。私も一緒に行くのだから」


 そう言って団長は、私の後ろに視線を向ける。


「リヴァイも一緒に来るだろう?」

「…あぁ」


 応接用のソファに腰掛けて、こちらを見ていた兵長が、小さな声で返事をしたのだった。

/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp