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先生、好きです。【R18】

第6章 もう1人


宏side

遅いな・・・

帰れと言われたけどあのまま素直に帰るのは嫌だ。
正直、颯太と一緒に帰ってさっきの続きがしたい。

校門の前で颯太を待つ。
もう1時間も経つ。

明かりは既に全て消えている。
1度教室に戻るか迷う。

「・・・まだかな・・・」

「あれ、飯塚くん?」

「・・・伊藤・・・っ!」

伊藤が颯太を背負っていた。
颯太は眠っているのかぐったりしている。

「何したんだ?」

「何って・・・君にはもう関係ないよ。」

「は?・・・どういう・・・」

伊藤が俺を通り過ぎて行く時、颯太の首元が見えた。
痣?
もしかして・・・キスマーク・・・

「待て!・・・」

「飯塚くん。話・・・覚えてるよね?」

「っ・・・覚えてる。」

「ふふ・・・じゃあ、何も文句ないよね?」

「・・・くそ・・・」

伊藤は颯太を背負ったまま、夜道を歩いて行った。
まさか・・・
颯太が?
いや・・・信じると決めた。

颯太はそんな奴じゃない・・・
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