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先生、好きです。【R18】

第8章 大切な人だから


颯太side

「颯太さん。具合はどうですか?」

夕食を済ませた後、俺はベッドで早めに休んでいた。
晃は俺の体を心配してその日は身体を求めてこなかった。

「大丈夫。心配かけてごめんな。」

「気にしないでください。これくらいしか颯太さんの傷を癒すことが出来ないので。」

「俺は落ち着いたからお前も休め。明日また早いだろ?」

「じゃあ、シャワー浴びてきますね。」

「わかった。」

晃はタオルと下着を持って浴室へ向かった。
本当に良い奴だ。
こんな俺にここまでしてくれるなんて。
より依存しちゃうな。

俺は数秒目を瞑っていたつもりだったが、眠ってしまったようだ。

「颯太さん・・・次は必ず守ります。」

背中から晃の声が聞こえてきた。
後ろから抱きつかれ、両手を優しく握ってくれていた。

本当は晃だって嫌だったはずなのに。
俺も同じくらい強くなりたい。

「ありがとう。」

手を握り返すと驚いた声が聞こえた。

「起きてたんですか?」

「今起きた。」

声だけで顔が赤くなっているのがわかる。

「嬉しいよ。俺も強くなるから、これからもよろしくな。」

「はい。颯太さん大好きです。」

「知ってるよ。」

どんなことがあってもコイツとなら乗り越えられる。
ダメになったらまた1から考え直せばいい。
きっと大丈夫だ。
だって俺らはこんなにも愛し合っている。

宏にもいい人が見つかるだろう。
その時はちゃんと祝ってやらねぇとな。

〜END〜
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