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先生、好きです。【R18】

第6章 もう1人


颯太side

「遅くなってごめんな。」

「いえ、気にしないでください。」

生徒指導室に2人で入り鍵を閉める。

「で?話ってなんだ?」

伊藤が俺と向き合い、深呼吸をする。

「颯太先生。僕、先生のことが好きです。付き合ってください。」

「え・・・何・・・」

「体験入学に来てから先生見て、ここに入ろうって決めたんです。一目惚れです。軽い気持ちって思われるかもしれません。でも、先生が担任になってから色々知って、やっぱ好きだって確信したんです。」

俺の目を真っ直ぐ見つめて告白する。
綺麗な目だな。
淡いピンク色をして光っている。

「僕の恋人になってくれませんか?」

駄目だ。
俺には晃と宏がいる。
断らねぇと。

「伊藤、気持ちは嬉しいんだけど・・・っ!」

なんだこれ・・・
頭がボーとする。
体も暑い。

「颯太先生・・・好きです。」

「い・・・とぉ・・・?////」

「付き合ってくれませんか?」

「はぁ・・・はぁ・・・////」

あれ・・・
伊藤ってこんなにかっこよかったっけ?

「・・・うん・・・いいよ////」

「よかった・・・嬉しいです。」

あれ・・・
今俺なんて・・・

伊藤が電気を消して俺に近づいてくる。
体がおかしい。
思うように動かない。

「颯太先生・・・大好きです。」
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