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先生、好きです。【R18】

第6章 もう1人


颯太side

「晃、俺・・・っ」

「あ!!いたー!」

俺のクラスの生徒が走ってくる。

「先生!出番次ですよ!?」

「ごめん!すぐ行く!(汗)」

晃も一緒に体育館に向かう。

「あの、颯太さん。さっき何か言おうとしてませんでした?」

「・・・なんでもない////」

危なかった。
危うく聞かれるところだった。

体育館に着くと、丁度前のクラスの発表が終わった。
間に合った。
クラスの発表は難なく終わった。
伊藤と宏が出てきた瞬間の歓声は凄かった。
流石としか言いようがない。
俺が出た瞬間は誰もが「誰?」と首を傾げた。
まさか教師がこんな事してるなんて思わねぇよな。

ステージ披露はかなり疲れた。
もうしたくない。

その後は17時まで文化祭があり、片付けに入った。
また片付けが大変だ。
サボるやつも出てくる。

「ちゃんと全員で片付けろよ。」

はーいとやる気のない返事がバラバラと上がる。

「颯太さん。」

「なんだ?」

「廊下見てくださいよ。」

晃に言われる通りに廊下を見ると沢山の人集りが。
なんだあれ。

「さっきのステージ披露、颯太さんの女装姿が誰かって見に来てるんですよ。全然バレてないみたいですね。」

「良かった。」

「可愛いって有名になってますよ。」

「は!?」

話によるとSNSで動画が拡散されてるらしい。
情報早いな。
SNS怖い。

「勘弁してくれよ。」

「バレませんって。誰も教師とは思わないですよ。」

だといいけど。
やっぱしなきゃ良かった。
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