• テキストサイズ

先生、好きです。【R18】

第6章 もう1人


颯太side

「できた!」

女子にメイクをしてもらった。
何故か俺が1番目に女装する事に。

「か、可愛いぃ!」

女子に囲まれる。
止めてくれ・・・

ほら、と鏡を見せてくる。
そこに写るのは美少女。
え、これ本当に俺?

嘘・・・

服装も着替え終え、皆の準備ができるのを待っていた。

「颯太さん!」

晃だ。
まずい、この顔を見られるのは・・・

「く、来るな!////」

顔を手で隠す。

「見せてくださいさいよ!俺まだ見てないんです!」

「やだ!////」

顔を隠したまま後退る。

「何でですか!どうせ見るんですよ!?」

「でも・・・恥ずかしい・・・////」

そのまま逆方向へ逃げる。

「あ、待ってください!!」

学校中を駆け回る。
いつまで追いかけてくるんだよ・・・

人気のないトイレの個室に駆け込む。
思わず男子トイレに駆け込んだが・・・
女子トイレに隠れれば良かった。
そしたら晃も入ってこれないのに。

「颯太さん・・・」

「うっ・・・」

「どうして見せてくれないんですか・・・他の人は見たんですよね?飯塚も。」

「・・・うん。」

「どうしてですか?」

「わかんない・・・」

扉を挟んで話す。

「飯塚に見せるのは何とも思わないのに?」

自分でも不思議だ。
どうしてこんなにドキドキするんだ?
慣れてるはずなのに。

「俺達恋人じゃないですか。なのに、飯塚だけ・・・ずるいです。何か特別な感情でもあるんですか?」

特別な・・・
もしかして俺・・・

決心して扉の鍵を開ける。

「颯太さん・・・」

「晃・・・」
/ 129ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp