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先生、好きです。【R18】

第5章 夏デート


颯太side

荷物を部屋にまとめ、早速大阪の街へ。

有名な場所を全て回った。
テレビでしか見たことない場所に行ったりして、晃と沢山の写真を撮った。

ふざけて撮ったり、キメ顔したり。
写真を撮るのに夢中になっていた。

食べ歩きだってした。

「美味しいぃ////」

「俺、もうお腹いっぱいです。」

「えぇ・・・だらしねぇなぁ。」

晃の分まで食べてしまった。


「この後どうします?もうすぐ19時ですけど・・・」

「え、もうそんな時間?うーん・・・あ、この近くで花火上がるらしいぞ!」

「行きましょう!」

「おう!」

確か、打ち上げは19時。
ちょうどいい頃・・・

そう思っていた時だった。

花火の音が響き渡った。

「っ!!」

「あ!見えましたね!」

「すっげぇ・・・綺麗・・・」

「・・・本当に綺麗です・・・」

晃は俺の方を見つめていた。

「・・・綺麗じゃねぇし・・・////」

困った様に晃が笑う。

綺麗なんて言葉・・・俺には勿体ない。

「颯太さん・・・覚えてますか?俺との初デート。」

「・・・高校生の時か・・・懐かしいな。確か無理矢理夏祭りに誘われたんだっけ?」

「無理矢理なんてそんな・・・あんなに断ってたのに来たのは颯太さんじゃないですか!////」

初めてキスしたのもその時だったな・・・

「あの時、まだ付き合ってなかったですけど、俺がキスしちゃって・・・颯太さん怒らせちゃったんですよね。」

「そうだったな・・・あれは驚いた。あの時、失恋した後だったんだぞ?」

「あれはすみませんでした。どうしても我慢できなくて・・・でも今は違う。今はこうやって手を繋ぐことも・・・」

晃が、俺の手を握りしめてくる。

「キスすることも・・・当たり前になっちゃいましたね。」

「・・・そう・・・だな////」

俺も晃の手を握り返す。

「晃・・・俺さ、好きなやつも選べない最低な奴なのに・・・一途に愛してくれてありがとうな・・・今、凄い幸せ////」

「・・・そんなの当たり前ですよ。俺が1番になれるように努力すればいい話ですし。少しでも颯太さんが愛してくれるだけで俺は幸せです。」

我慢が出来なくなり、いつの間にか、晃に抱きついていた。

周りのことなんか気にもせずに。
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