第5章 夏デート
颯太side
「着いたぁ!」
空港を出て、周りの街並みを見渡す。
大阪!!
1度来てみたかった場所!!
しかも、晃と旅行・・・!!
楽しみ過ぎて昨日は寝れなかった!!
「颯太さん、先にホテルに荷物置きに行きましょう。」
「そうだな。えっとホテルは・・・」
どこだっけ?
確か近くに・・・
「颯太さん。着いてきてください。俺、ちゃんと覚えてるんで(笑)」
「お!まじか!流石だな(笑)」
「任せてください!」
ここは晃に任せておこう。
人通りが多いため、はぐれないように着いていく。
つもりが・・・
あれ・・・
やばい。
見失った・・・
「え、えっと・・・どこに・・・」
「颯太さん!」
晃が手を取り、引っ張ってくれる。
「あ、ごめん・・・////」
こんな街中で手を繋ぐのは・・・ちょっと・・・
俺が悪いから仕方がないかもしれないけど・・・
「着きました!」
「お、おぉ・・・////」
すっごい見られた・・・
笑われた・・・
恥ずかしい・・・
「予約していた海堂です。」
晃が受付を済ませる。
2人部屋だ。
今回は2泊3日。
3日目は昼に帰ることにしている。
楽しみだ。