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先生、好きです。【R18】

第1章 イケメン教師と学年1の王子様


颯太side

「・・・どっちがいいんだ?」

「だから!俺は付き合う気ないんだって!そういう将樹君はどうなの?」

「俺は興味ない。」

「昔からそうだよね・・・恋には興味ない。やっぱカッコイイなー。」

将樹君は高校の頃から一匹狼で、人との接触を避けている感じだった。
けど、そんなんじゃなかったんだよね。
確かに目付き悪くて、よく喧嘩してるって噂も流れてたけど、すごく仲間思いで優しい。

「見た目もカッコ良くてモテるのに・・・もったいない。」

「?」

「いっくんもさ、かなりモテてるんじゃない?(笑)」

「知らね・・・正直、仕事忙しくてそれどころじゃねぇし興味ない。」

「ふーん・・・」

絶対モテてるよ。
カッコイイもん。
お金持ちだし。

実は、俺の初恋の相手でもある。
一目惚れだった。
まぁ、叶わない恋だったけど。
いっくんは別の子を好きになってた。
その子を選んで、結局、結ばれた。

「話戻すけど、2人ともカッコイイんだろ?」

「ま、まぁ・・・」

カッコイイのには間違いない。

「なら付き合えよ。お前、イケメン好きだし。」

「な!?そんなこと!ない!////」

別にイケメンが好きってわけじゃ・・・
いや・・・好きなのかもしれない。

よく考えたら、俺の周りイケメン多い。

「あの2人と付き合うのは難しい。学校内で問題になったら大変だし。」

「じゃあ、樹輝にしとけよ。好きだったんだろ?」

「そ、そうだけど!////」

「俺は誰とも付き合わねぇ。そう決めたんだ。」

「・・・もうアイツの事は忘れろよ。」

「できるかよ・・・俺にとっては特別なんだよ。」

アイツっていうのは光っていう俺らと同じ年の男の子。

いっくんと付き合ってたんだけど、1年もせずに光は死んでしまった。
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