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先生、好きです。【R18】

第4章 2人の彼氏


颯太side

急いで職員室に戻り、次の準備をする。
その時丁度、後ろを保険の佐野先生が通った。

「あ、佐野先生。実は飯塚が熱あって、今保健室で休ませてるんです。勝手に体温計まで借りちゃいました。」

「構いませんよ?それより、飯塚君、熱はどのくらいあるんですか?」

「38°です。」

「結構ありますね。早退した方がいいかもしれませんが・・・本人に話さないと。」

「お願いします。あいつ、結構無理しちゃうんで。」

「はい。あ、でも、私昼から出張で・・・」

「あぁ、大丈夫です。俺が見てますので。」

「いいですか?ありがとうございます。」

佐野先生はぺこりと頭を下げ保健室に向かった。
午後は暇だし、俺が看てればいいか。

「あ、海堂先生ー!」

佐野先生が廊下で晃と話しているのが聞こえる。
晃も楽しそうだ。

仲良いよな、ほんと。

まぁ、佐野先生は綺麗だし、いい人だからな。

あ、俺、今嫉妬してる。

やっぱ彼氏っていう関係になると意識しちゃうし、素直になるんだな。
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