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先生、好きです。【R18】

第4章 2人の彼氏


宏side

颯太が俺を心配してくれてる。
こんな事全然なかったのに。

恋人同士になったことで少しは意識持ち始めたのか?

「宏、何で行かないって言ったんだよ。」

「・・・颯太に会えなくなるから。」

「っ!////」

「少しでも一緒にいたいから。」

「わかったわかった////」

赤くなるのが可愛くてついいじめたくなる。

「着いたぞ。」

「・・・」

中に入ると先生はいなかった。

「あれ・・・いない。」

「みたいだな。」

「まぁいっか。熱測るぞ。」

「・・・うん。」

お互い何も言わず、微動だにせず見つめ合う。

「あーえっと・・・なに?」

「・・・え、測ってくれるんじゃなかったの?」

「っ!?////」

「・・・いやならいい。」

「あ、いや・・・そんなんじゃない・・・測る////」

あれ・・・断ると思ってた。
素直になってる?

「・・・腕、広げて////」

「・・・はい・・・」

颯太が、シャツの中を覗き込みながら温度計を入れる。
自分の身体が熱いせいか、颯太の手が当たった瞬間ひんやりと感じた。

「・・・挟んで・・・////」

あ・・・顔真っ赤・・・
可愛い。

「颯太・・・ありがとう。心配してくれて。」

「当たり前だろ・・・生徒なんだし・・・////」

「それだけ?」

「・・・彼氏・・・だから・・・////」

「ぷっ・・・ははは・・・よく出来ました。」

そう言って颯太の頭を撫でる。
俺より背の低い颯太は上目遣いで俺を見つめる。

この眺め最高・・・
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